学校教員インタビュー-3・4年生担任-
はじめに
みなさんこんにちは🕊
海士小学校公式noteです!
秋は行事も盛りだくさんな海士小学校。毎日劇や歌の練習が職員室にも響いています♪
今回は、3・4年生担任のインタビューです!
学級紹介をした際に、3・4年生が海士小学校唯一の複式学級であったことは覚えていらっしゃいますか?
知らなかった!という方は、まずはこちらの学級紹介の記事からぜひご覧ください💁♀️
それではさっそくstart📣
3・4年生担任紹介
はじめに、先生の簡単なプロフィールからご紹介します💁♀️
曽田先生は島前地域のお隣、島後地域ご出身です!
最近ハマっている恐竜映画は、なんと一気見してしまったそうなんです🦕
そんな曽田先生のインタビューをどうぞ↓↓
曽田朱里先生インタビュー
いまのクラスはどんなクラスですか?
「頑張ろうっていう気持ちがすごくある子どもたち!」
加えて、これは今のクラスに限らずですが、海士の子どもたちはみんなすごく素直でかわいいです。
今後このクラスをどんなクラスにしていきたいと考えていますか?
「自分の良さや他人の良さを認めあえるクラスになっていきたいなと思っています。」
よく他人の良さを見つけるというのはあると思いますが、自分の良さを知るってあまりないんじゃないかと思うんです。上の学年になっていくにつれて "僕なんて" "私なんて" みたいになりがちですしね。
お互いに認め合ったり、自分で自分の良さを見つけることができたり、協力し合えるクラスになるといいなと思います。そうやって、みんなが楽しく毎日を過ごせるクラスになるといいですね。
それに向けた工夫はどんなことをされていますか?
「してもらって嬉しかったこと、すごいなと思ったことを子どもたち同士で出し合う時間をとれたらなと思っています。」
一方で、全体の前で発表する時間が取れなかったり、やったとしても言うことがパターン化してきたり…ということがあるのでカードで伝ええる形にしたらいいかかなと思っています。
「○○くんへ ○○○してくれてありがとう!」みたいな。こんな風に、形を変えながら工夫しながらやっていこうかなと思っています。
また、頑張っている姿やいいなと思ったところは、私が積極的に褒めるということを意識しています。声に出して伝えるということは大事にしていますね。
単式学級と複式学級での違い、大変なことや複式だから楽しいことなどはありますか?
「複式だから楽しいことは、4年生のリーダーとしての成長を見ることができるところ。」
複式学級の大きな違いは、授業の準備が2倍になることです。
国語・算数の2教科は、2学年分の準備が必要になることが大変だなあと感じています。
準備は大変ですが、複式学級だからこそ、3年生から4年生への学習のつながりを感じることもたくさんあります。
また、授業での様子もそうですが、クラス活動の際にも4年生が3年生を引っ張ってくれる姿を見ることがたくさんあります。
先生が教員を目指した理由はなんですか?
「教員になって、隠岐のことが好きな子どもを育てたい!!」
もともと、「隠岐が好きだからそれを子どもに伝えたい!」という気持ちをずっと持っていました。
どうやって子どもたちに地元への想いを伝えられるんだろうと考えた時に、自分が小・中学校のとき、頻繁に地域に出向いたりと「地域との距離が近い学校」が隠岐のことが好きな私を作ってくれていたことを思い出しました。
その経験から、自分も小学校の先生になったら、私みたいに隠岐のことが大好きな子どもたちを育てることができるんじゃないかなと思い、教員になりました。
もう一つは、中学校3年生のときに、自分が通っていた中学校がなくなったことで地域が一気に静かになったことです。
たまに土日とかにふらっと外に出たら、自分の地区がすごく静かでびっくりしてしまいました。やっぱり学校は地域にとってすごく大事な存在で、大きいものなんだと実感しました。
このような経緯で、教員を目指しながらも地域に関係することを勉強したかったので、大学も北海道の大学の地域教育が専攻できるところに進みました。「自分のやりたいことはここにある!」と思って進学をしました。
でも本音を言うと、子どもたちに隠岐はいいところだよと伝える方法は教員だけじゃないなと勉強してみて気づきました。
教員以外の道を考え始めた時に、教員になるかどうか少し揺らいだりもしたんですよね。ですが今、隠岐で教員をやっていて、教員の良さも感じることができています!
先ほど「隠岐の魅力を伝える方法は教員だけじゃないと思った」とおっしゃっていましたが、教員だからできると思うことはありますか?
「普段の学びに”地域”を取り入れてみること」
やっぱり、学校って子どもたちが1番いる場所なので、"地域"を取り入れやすいのかなと思っています。
私自身、大学の時に地域に関係することを勉強していたこともあり「地域全体で子どもを育てたい」という想いが先行し、やってみたいことがなかなかできていませんでした。
けれど、よく考えたら普段の授業でコツコツと取り入れられる!と思うようになりました。
例えば、授業で気になったことがあったときに「このことはこの人に聞いてみよう」とパッと地域の人とのかかわりを取り入れたりとか。
自然と地域と関わることができるのは、やっぱり学校じゃないとできないことだなと改めて思いました。
海士町は、教育コーディネーター(※)がいてくださるので、地域との繋げやすさはありがたいなって思います。
何かの行事に参加する、ということになると、参加した子どもたちにしか地域の良さを伝える事ができません。
全員に公平に地域と関わる場を与えられるのは、やっぱり「学校だからできること」なのかなと思っています。
先生が思う海士小学校の魅力とはなんですか?
「なんといっても地域との関わり!」
この話ばかりになってしまいますが、地域との関わりだと思います。
海士小学校は、ほかの学校と比べても地域とのかかわりが多いように感じます。校外学習に行った際も、授業に地域の方が来てくださっていろいろお話してくださるんですよ。
最後に、離島の学校の魅力とは何ですか?
「小人数だからこそ、みんなが主役になれること!」
海士小学校では児童朝会の発表など、自分1人が全体の前に立って発表することが全員必ずあります。全体の場できちんと「発表する」という機会があるのがいいなと思います。
大人数の学校だと、学級代表などはあるとおもいますが、「全員が発表する」ということは中々ないと思うんです。
海士小学校のような少人数の学校だと、「みんなの前で話すのは苦手です」とか言っていられないくらい、授業中も何かの発表の時も機会が回ってきます。
学校の規模は小さいので、「たくさんの人の前で発表」という機会は少ないですが、改まった場所での発表は、場数を踏めるのが少人数の学校ならではだと思います。
これは、発表することに限らず、一人ひとりの責任感や、委員会の役割などにも言えることですね。
終わりに
曽田先生へのインタビューはいかがでしたか??
自分の学生時代の経験から、「学校と地域を繋げる」ということに重点を置いて日々子どもたちと向き合っていらっしゃる姿がとても素敵だなあとインタビューをしながら感じました😌
子どもたちにもきっと先生の隠岐への気持ちは伝わっていることと思います💖
次回は、先生方へのインタビューはお休みして、2学期に入ってから行われた行事について詳しく皆さんにご紹介したいと思います!
それでは、次回の更新をお楽しみに👋🏻